Icon概要

財務モデルを扱う上では、モデルの主担当者が設計・構築・改変からメンテナンスまで全てを一貫して行うことが理想的です。しかしながら実際の現場では、様々なステイクホルダーがモデルに変更を加えなければならないケースや、長期に渡ってモニタリングにモデルを使用しているケースなどがあり、単独の担当者のみがモデルに関与し続けることは、現実的に困難と言えます。

また、仮に同じ担当者であったとしても、一旦設計を行った財務モデルに改変を加えるという作業は、モデルの解析であるレビューと、モデルの設計である構築の2つの技術を効率よく組み合わせて行う必要があり、やり方によっては膨大な時間を要する上に、高い確率で計算のエラーに繋がります。

東京モデリングアソシエイツでは、上記のようなケースに対し、モデルの構築、レビューに加えて、主に既存モデルの改変を含むその他のサービスを提供しています。ある特定の制約条件を含んだ計算の最適化や、複数のプロジェクトについてのポートフォリオ分析、ユーザーインターフェイスの改良など、あらゆる財務モデルの計算に関するエンジニアリングサービスをご提供します。

Icon計算最適化

Formulae

特定の項目について、条件に従った計算の最適化を行います。主に計算において循環が生じるケースや、計算に制約条件を付与するケースにおいて、コンパクトなVBAを用いたシミュレーションを財務モデル内に組込みます。財務モデルは飽くまでエクセルをベースとしているものの、SASやACCESSVから吐き出されるデータ(CSV)などがあれば、インポートのための定型のフォーマットを財務に組込むことで、他アプリケーションと連携して使用することが可能です。

具体的な例として、下記のようなリクエストに対応することが可能です。

  • モデル内に循環参照が生じてしまい、正しく結果が計算されない
  • 特定のKPIから、目標となるオペレーション項目の数値を逆算したい
  • 建設期間における借入を、金利の支払いと必要現金を加味しながら、スケジューリングしたい
  • プロジェクト調達D/EをDSCRの条件に基づいて最適化したい
  • 優先株発行時における理論株価希薄化の影響について分析したい
  • 入札案件にて、オペレーションが政府への支払税金が最小となる最適化したい

Iconポートフォリオ管理

Floor Plans

財務モデルが複数にわたって存在する場合において、それらを統合しポートフォリオとしての分析やシミュレーションを可能とするモデルを構築します。主に、複数の事業に投資しているSPCのモニタリングや、事業部全体としての採算性評価に用いることができます。また、各個別の財務モデルの経済前提を一律に変更することで、外部環境の変化に伴うダウンサイドリスクの分析モデルなどとして使用することも可能です。ポートフォリオ管理モデルを通じて、プロジェクト間における影響を統一的に視覚化し、効率的なマネジメントを促します。

具体的な例として、下記のようなリクエストに対応することが可能です。

  • 複数のプロジェクトにおける採算性を多角的にグラフを用いて比較したい
  • 各プロジェクトにおける為替レート等の前提条件を一元管理したい
  • 資源価格の下落が、事業部全体に与える利益インパクトを試算したい
  • 保有している航空機リース事業の全機体に係る収益を一元管理したい
  • ポートフォリオ全体として効率的にキャッシュマネジメントを行いたい

Icon感応度・シナリオ分析

Stethoscope
基本となる入力値や、ベースとするシナリオを変更することなく、特定の条件を変更しながらシミュレーションを行うことができる機能を付与します。条件変化による財務3表やKPIへの影響を計算する他、複数のシナリオにおける差異を項目ごとに比較できるよう、効率的なインターフェイスと共に既存の財務モデルに組込みます。長期的な予実管理モデルの運用を行う場合、シナリオの情報を別ファイルで読込・保存するといった機能を付けることも可能です。

具体的な例として、下記のようなリクエストに対応することが可能です。

  • 財務モデル内の為替レートの変化における利益インパクトを計算したい
  • ベース、アップサイド、ダウンサイドの3つのケースにおける3表を比較したい
  • 複数のストレスをかけた上で、利益に対する個々のインパクトを分解して表示したい
  • 建設期間が予定より長期化した場合において、必要となる追加投資額を試算したい
  • ターゲットIRRを基準として、建設期間の遅延や費用増加にどれだけ耐えられるか分析したい

Icon統計・ファイナンス

Caliculator統計手法を用いた計算、またはファイナンスに関する計算を財務モデル内に適用します。例えば、価値評価レポートを他アドバイザリーに依頼する前に、対象となる資産・事業の利益やCF水準から、金融市場の前提に基づいて、どの程度の評価額になるかを予め試算することが可能となります。統計手法を用いた計算を行う場合は、データ量がエクセルで扱える程度であれば、スクリーニングを含めた解析から最終的な計算結果まで財務モデル内でスムーズにシミュレーションを行うことができます。

具体的な例として、下記のようなリクエストに対応することが可能です。

  • 事業売却を検討しているが、計算上の評価額を予め試算したい
  • 価値評価における海外マーケットのリスクプレミアムについて考え方が知りたい
  • 将来予測の計算ロジックの一部に、分布や確率の概念を用いたロジックを構築したい
  • サンプルを流動的に変化させて回帰分析を行い、計算されるKPIの変化を分析したい
  • 優先株発行時における理論株価希薄化の影響について分析したい

Iconインターフェイス構築

Vernier Caliper既存のモデルにおいて、入力されている前提を明らかにした上で、入力から計算に至るまでの過程を再構築します。計算結果のサマリーや、補助的なグラフを入力時に用いることで、財務モデル上の前提を容易に把握することができ、入力漏れや整合的でない前提値の入力を防ぎます。財務モデルがより直感的に使用可能となることで、タイトなスケジュールの中で効率的な運用が可能となり、ヒューマンエラーが発生する確率を大幅に逓減させます。

具体的な例として、下記のようなリクエストに対応することが可能です。

  • 外部から受領したモデルにおいて、入力されている前提値の一覧を把握したい
  • モデル内に散財している入力前提をまとめて、一箇所で管理できるようにしたい
  • D/Eを入力してDSCRが計算されるが、DSCRを入力してD/Eを計算するようにしたい
  • モデル内で、特定の計算結果を見ながら、前提値を手入力で変更できるようにしたい
  • ある条件についてモデル上ON/OFFの切替が可能となるスイッチを追加して欲しい

Iconその他お問い合わせ

エンジニアリングの他にも、既存モデルを新たな機能を持たせた新規のモデルに一新するなど、モデル構築・モデルレビューを含めた複合的なご依頼にも対応致します。お気軽にお問合せ下さい。